AIがサポートする個別支援計画作成補助機能、学習データ量「10,675件」に拡大、ChatGPT-5搭載でさらなる進化へ
2025年9月29日

「理性と人間性」を融合させ、社会課題を解決するAI/DXパートナー 株式会社U5WORKS(本社:東京都港区、代表取締役:坂田一祥)が提供する、療育施設向け業務支援AIサービス「デイロボ」は、2025年3月にリリースしたAIによる個別支援計画作成補助機能を、わずか半年で大幅にアップデートしました。
リリース時に5,532件だった学習データ数は、半年で10,675件へと約2倍に増加。
さらに、最新のChatGPT-5を搭載することで、現場の声をより的確に反映できるようになりました。
これにより、児童一人ひとりに最適化された精度の高い支援計画の生成が可能となり、療育現場の実務にさらに寄り添う次世代AIへと進化しました。
●これまでのAIによる個別支援計画作成補助機能について
デイロボは2025年3月、個別支援計画の作成をAIが支援する機能をリリースしました。
職員はゼロから計画を作成するか、AIによるドラフト生成を選択可能です。
AIは以下の情報を参照して最適な提案を行います。
- 過去の個別支援計画(他事業所の匿名化データを含む)
- 過去の連絡帳の記録
- こども家庭庁のガイドライン
また職員は注力したいキーワードを複数指定でき、それに基づいた文章生成も可能です。
5領域に対応した目標や具体的な支援内容をAIが提示し、職員が加筆修正を行うことで、短時間で質の高い計画を完成させることができます。
さらに、本機能で作成した個別支援計画は、運用中の計画に基づいた支援項目ごとに、日々の支援内容を連絡帳で記録可能です。記録は必要に応じて非表示の設定もできます。
●今回のアップデートのポイント
今回のアップデートでは、以下の進化を実現しました。
- 学習データ量の増加:「過去の個別支援計画(他事業所の匿名化データを含む)」を中心に、リリース直後の5,532件から10,675件へ拡大。性能向上を目的に、厳選されたデータのみを学習対象として追加しています。
- ChatGPT-5を搭載:最新モデルにより、表現力・分析力・最適化が飛躍的に向上。
これらの進化により、すでに実現していた「質の高い提案」がさらに精度と深みを増し、児童一人ひとりに最適化された計画生成を可能にしています。
●今後の展望
「デイロボ」は今後もAIの学習対象を拡大しつつ、「量より質」を徹底することで、療育現場への支援をより精緻に、そして公平に届けることを目指します。
個別支援計画の質的向上は、子どもたちの成長に直結するだけでなく、支援者が子どもと向き合う時間の最大化、地域間の格差解消、さらには社会的インパクトの創出にもつながります。
今後も「理性と人間性の融合」という理念のもと、障がい児福祉領域におけるDXとAI活用の最前線を切り拓き、療育現場の声とともに進化し続けるプラットフォームとしてアップデートを重ねてまいります。